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	<title><![CDATA[Yuming.Fan: 20260823_朝日新聞_03]]></title>
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	<pubDate>Mon, 24 Aug 2026 06:56:08 +0900</pubDate>
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	<title><![CDATA[20260823_朝日新聞_03]]></title>
	<description><![CDATA[<p><span style="font-size: 12.96px;">確信から葛藤へ ユーミンのAI観</span></p><p><span style="font-size: 12.96px;">人の心を動かせるのは人だけ――。シンガー・ソングライターの松任谷由実さん(72)は昨年秋、そう断言していた。当時、アルバム 「Wormhole /Yumi Aral」を完成させたばかり。人工知能(AI)で自身の若い頃によく似た声を合成し、楽曲を歌わせた話題作だ。一方で、作詞作曲の営みに関しては人間のほうが優位だと強調していた。それから1年足らず。当時の確信が大きく揺らいでいるという。葛藤を語った。</span></p><p><span style="font-size: 12.96px;">崩れた人間の牙城でも出会えた歌声</span></p><p>&nbsp;</p><div><span style="font-size: 12.96px;">――昨年11月から「Wor mhole」を引っ提げた全国ホールツアー中です。</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">「今、ホールツアーの大切さをますます感じています。</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">一つでも多くの街、一人でも多くの人に、アルバムなり楽曲なりを直接、手渡したい」</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">――このツアーではAIを使わず、松任谷さんやコーラスの生歌で演奏しています。 AIがまだ生演奏で使える水準に達していないからだと。</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">「そうですね」</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">――――今後のAIの発展次第では、ライブで活用される日も来るでしょうか。その時、 どのように使われると考えますか。</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">「これからのライブは、バーチャルな世界とステージ上のリアルの、ハイブリッドになっていくのではないか。プロデューサー(松任谷正隆さん)はそう言っています」</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">「例えば、車のフロントガラスに映像を表示してリアルに道案内をする『ヘッドアップディスプレイ』という技術があるそうですが、そうした技術がメガネに搭載されて、 みんなメガネをかけながらライブを見るようになるのではないか、と」</span></div><div>&nbsp;</div><div><span style="font-size: 12.96px;">ゼロイチは自分で</span></div><div>&nbsp;</div><div><div><span style="font-size: 12.96px;">す。 ――現実味を帯びたお話で</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">「近い将来、一人一人のその日のコンディションによって最適な映像や音を届けることだって可能になると思います」</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">「でもそれは、脳内をいじられるということです。私はちょっと怖くなっちゃうんですよ。エンタメが、タブーの領域に入っていくのではないかと思って」</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">――――そこまで他人に踏み込む権利があるのか、と。</span></div><div>
<p><span style="font-size: 12.96px;">「はい。ここ1年ほど、話題の『テクノロジカル・リパ</span></p>
<div><span style="font-size: 12.96px;">ブリック』(国家や軍事とA Iの関係について議論を呼んだ、米国のデータ解析企業パランティア・テクノロジーズの創業者らの著作)などAI に関する本を色々と読んでいました」</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">「AIには感情があると言い切っている人もいました。 実際にAIは、世界中の人間の会話や反応をどんどんストックしています」</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">――――昨年は「人の心を動かすのは人にしかできないと確信した」とおっしゃっていましたが?</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">がじょう 「もう言っていられないです。クリエーティビティーや言語感覚は人間の牙城だと思っていました。それももう溶け出していると思います。人の創作とAIの創作でブラインドテストをしたら、どうなるでしょうか」</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">――1年足らずで、なぜ考えが一変したのですか。</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">「やはりAIの最前線を知ったことが大きいです。正直、途方に暮れる感じがあって。本当はみんなをチアアップ(元気づけ)しなければと思うのに、結構、『やばい』 と感じています」</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">――――では次作以降は。</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">「AIとの共生は続くと思います。やはりどうしてもぜロイチ(0から1を作り出すこと)は自分でやりたいので、1を10や100にするところでAIを使いたい」</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">・AIに対して恐怖も感じつつ、なぜ「共生」を?</span></div><div>
<p><span style="font-size: 12.96px;">「せっかく出会ったから。 今回使った歌声合成の技術も、最初に紹介された時は</span></p>
<div><span style="font-size: 12.96px;">け取られる可能性もあった。 でもそれより、新しい扉を開ける興味の方が勝った」</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">『賭けだね』と思ったんです。</span><span style="font-size: 12.96px; font-style: normal; font-weight: 400;">『もう新たなものが作れないからA Iに手を出した』と世間に受け取られる可能性もあった。</span><span style="font-size: 12.96px;">音楽家生命がそこで終わるかもしれないって。</span></div><div>&nbsp;</div><div><span style="font-size: 12.96px;">感情を乗せる誇り</span></div><div>&nbsp;</div><div><div><span style="font-size: 12.96px;">&mdash;&mdash;&mdash;&mdash;結果、「初期衝動」が</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">戻ったとのことでした。</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">「デビュー当時、自分の頭</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">の中で考えた曲を自分で歌う気はさらさらなかった。歌えと言われて初めてボイストレーニングに行ったんです。歌に1年ぐらいかかって『ひこ</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">うき雲』(1973年のファ</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">ーストアルバム)ができた。</span></div><p>&nbsp;<span style="font-size: 12.96px;">それがある時からある程度歌えるようになって、ある程戯歌えるところの範囲で曲を書いていたのかもしれません。―――無意識のうちに歌唱に縛られていて、AIの活用よって解放された、と。<br />
「そうですね」<br />
&nbsp;―自身の歌声にはいつから自信や誇りを持てるように？<br />
「それが今回のツアーからなんです。AIの方が奇麗には歌えるかもしれませんが、 そこに感情を乗せるためにボイストレーニングを重ねたからだと思います」<br />
「肉体的な経年劣化はどうしてもある。肉体は必ず滅びていくものなので。そこに新しいテクノロジーが入る余白が出てくるのかと思うと、復雑な気持ちもあります」<br />
「AIとの共生によって、 自分とは何か、人間とは何かということを考えさせられ続けるのだと思います」<br />
(聞き手・野城千穂)<br /><br />
松任谷由実さんのホールツアー「THE WORMHOLE TOUR」から=田中聖太郎氏撮影</span></p></div></div></div></div>]]></description>
	<dc:creator>Tim Marchin</dc:creator>
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	<media:description><![CDATA[<p><span style="font-size: 12.96px;">確信から葛藤へ ユーミンのAI観</span></p><p><span style="font-size: 12.96px;">人の心を動かせるのは人だけ――。シンガー・ソングライターの松任谷由実さん(72)は昨年秋、そう断言していた。当時、アルバム 「Wormhole /Yumi Aral」を完成させたばかり。人工知能(AI)で自身の若い頃によく似た声を合成し、楽曲を歌わせた話題作だ。一方で、作詞作曲の営みに関しては人間のほうが優位だと強調していた。それから1年足らず。当時の確信が大きく揺らいでいるという。葛藤を語った。</span></p><p><span style="font-size: 12.96px;">崩れた人間の牙城でも出会えた歌声</span></p><p>&nbsp;</p><div><span style="font-size: 12.96px;">――昨年11月から「Wor mhole」を引っ提げた全国ホールツアー中です。</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">「今、ホールツアーの大切さをますます感じています。</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">一つでも多くの街、一人でも多くの人に、アルバムなり楽曲なりを直接、手渡したい」</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">――このツアーではAIを使わず、松任谷さんやコーラスの生歌で演奏しています。 AIがまだ生演奏で使える水準に達していないからだと。</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">「そうですね」</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">――――今後のAIの発展次第では、ライブで活用される日も来るでしょうか。その時、 どのように使われると考えますか。</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">「これからのライブは、バーチャルな世界とステージ上のリアルの、ハイブリッドになっていくのではないか。プロデューサー(松任谷正隆さん)はそう言っています」</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">「例えば、車のフロントガラスに映像を表示してリアルに道案内をする『ヘッドアップディスプレイ』という技術があるそうですが、そうした技術がメガネに搭載されて、 みんなメガネをかけながらライブを見るようになるのではないか、と」</span></div><div>&nbsp;</div><div><span style="font-size: 12.96px;">ゼロイチは自分で</span></div><div>&nbsp;</div><div><div><span style="font-size: 12.96px;">す。 ――現実味を帯びたお話で</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">「近い将来、一人一人のその日のコンディションによって最適な映像や音を届けることだって可能になると思います」</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">「でもそれは、脳内をいじられるということです。私はちょっと怖くなっちゃうんですよ。エンタメが、タブーの領域に入っていくのではないかと思って」</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">――――そこまで他人に踏み込む権利があるのか、と。</span></div><div>
<p><span style="font-size: 12.96px;">「はい。ここ1年ほど、話題の『テクノロジカル・リパ</span></p>
<div><span style="font-size: 12.96px;">ブリック』(国家や軍事とA Iの関係について議論を呼んだ、米国のデータ解析企業パランティア・テクノロジーズの創業者らの著作)などAI に関する本を色々と読んでいました」</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">「AIには感情があると言い切っている人もいました。 実際にAIは、世界中の人間の会話や反応をどんどんストックしています」</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">――――昨年は「人の心を動かすのは人にしかできないと確信した」とおっしゃっていましたが?</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">がじょう 「もう言っていられないです。クリエーティビティーや言語感覚は人間の牙城だと思っていました。それももう溶け出していると思います。人の創作とAIの創作でブラインドテストをしたら、どうなるでしょうか」</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">――1年足らずで、なぜ考えが一変したのですか。</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">「やはりAIの最前線を知ったことが大きいです。正直、途方に暮れる感じがあって。本当はみんなをチアアップ(元気づけ)しなければと思うのに、結構、『やばい』 と感じています」</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">――――では次作以降は。</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">「AIとの共生は続くと思います。やはりどうしてもぜロイチ(0から1を作り出すこと)は自分でやりたいので、1を10や100にするところでAIを使いたい」</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">・AIに対して恐怖も感じつつ、なぜ「共生」を?</span></div><div>
<p><span style="font-size: 12.96px;">「せっかく出会ったから。 今回使った歌声合成の技術も、最初に紹介された時は</span></p>
<div><span style="font-size: 12.96px;">け取られる可能性もあった。 でもそれより、新しい扉を開ける興味の方が勝った」</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">『賭けだね』と思ったんです。</span><span style="font-size: 12.96px; font-style: normal; font-weight: 400;">『もう新たなものが作れないからA Iに手を出した』と世間に受け取られる可能性もあった。</span><span style="font-size: 12.96px;">音楽家生命がそこで終わるかもしれないって。</span></div><div>&nbsp;</div><div><span style="font-size: 12.96px;">感情を乗せる誇り</span></div><div>&nbsp;</div><div><div><span style="font-size: 12.96px;">&mdash;&mdash;&mdash;&mdash;結果、「初期衝動」が</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">戻ったとのことでした。</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">「デビュー当時、自分の頭</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">の中で考えた曲を自分で歌う気はさらさらなかった。歌えと言われて初めてボイストレーニングに行ったんです。歌に1年ぐらいかかって『ひこ</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">うき雲』(1973年のファ</span></div><div><span style="font-size: 12.96px;">ーストアルバム)ができた。</span></div><p>&nbsp;<span style="font-size: 12.96px;">それがある時からある程度歌えるようになって、ある程戯歌えるところの範囲で曲を書いていたのかもしれません。―――無意識のうちに歌唱に縛られていて、AIの活用よって解放された、と。<br />
「そうですね」<br />
&nbsp;―自身の歌声にはいつから自信や誇りを持てるように？<br />
「それが今回のツアーからなんです。AIの方が奇麗には歌えるかもしれませんが、 そこに感情を乗せるためにボイストレーニングを重ねたからだと思います」<br />
「肉体的な経年劣化はどうしてもある。肉体は必ず滅びていくものなので。そこに新しいテクノロジーが入る余白が出てくるのかと思うと、復雑な気持ちもあります」<br />
「AIとの共生によって、 自分とは何か、人間とは何かということを考えさせられ続けるのだと思います」<br />
(聞き手・野城千穂)<br /><br />
松任谷由実さんのホールツアー「THE WORMHOLE TOUR」から=田中聖太郎氏撮影</span></p></div></div></div></div>]]></media:description>
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