20260331_月刊「東京人」2026年4月増刊 特集「立教女学院の150年」_07

    Tim Marchin
    By Tim Marchin
    • 8 の 8
    20260331_月刊「東京人」2026年4月増刊 特集「立教女学院の150年」_07
    憧れるというお話でした。女学院内では、創
    立者ウィリアムズ主教を表す「道を伝えて、
    己を伝えず」という言葉に通じるものがある
    のではないかと言われているそうです。
    松任谷 それは恐れ多いです。でも、私自身
    もスピリットが残ればいいという考え方なの
    で、主教に通じるところはきっとあると思い
    ます。この頃よく、時間というものは死から
    逆算して作られているものだ、と思うんで
    す。肉体は必ず滅びるけれど、自分が亡くな
    った後も人の心にスピリットが残っていたら
    伝わっていく。そこから永遠の命がいただけ
    ることもあるんじゃないかと思いますね。
    酒井 今の女学院の生徒たちに、エールをお
    願いします。
    松任谷 「強く生きよ」という言葉を贈りた
    いですね。その環境で、その立場で強く生き
    てほしい。そのためには「何だかわからないけど、これに惹かれる」というものを素直に掘っていけばいいんじゃないでしょうか。ど
    んなに情報が溢れかえっていても、自分に素
    直にいけばいいと思います。
    酒井
    ありがとうございました。●
     
     
    礼拝堂で話すユーミン(左)と酒井さん。
    ユーミンは中高と聖歌隊に入っていたとのこと。中学3年のときには生徒会長も務めている。
    酒井さんはユーミンの音楽とともに学生生活を過ごした世代。高校時代にはマーガレット酒井のペンネームで、 人気雑誌「オリーブ」にエッセイを寄稿するなど、学生時代から文才を発揮していた
     
     
    以前から「ゆくゆくは、詠み人知らず”になりたい」とおっしゃっています。
    ウィリアムズ主教を表す
    「道を伝えて、己を伝えず」という言葉に通じるものがあるのではないかと。
    ————酒井順子
     
    肉体は必ず滅びるけれど、自分が亡くなった後も人の心にスピリットが残っていたら伝わっていく。
    そこから永遠の命がいただけることもあるんじゃないかと思いますね。
    ————松任谷由実